東京から帰ってきて、思う所が色々ありまして、
磁器土を初めて引いて見ました。
焼き物には大きく陶器と磁器があって、平たく言えば土と石の違いなんですね。
磁器土は陶土と違う部分が沢山あります。
収縮率の違い、焼成温度の違い。
土物より高温(1280度前後)で焼かれる磁器は、陶器と一緒に焼けません。
まあでも、先ずはトライ。
真っ白で綺麗な土ですね~
凄くキメが細かい。
ロクロに据えて引いてみました。
僕は一般的な山作りではなく、一個引きです。
お団子みたいに一つ一つ土を取り分け引いていきます。
この方が圧倒的に削りの手間が省けるのですが、
何より前にいた古谷がこのやり方だったからです。
引いた感覚はバタークリームみたい。
凄く滑らかで、手に伝わる感覚は非常に心地よいです。
しかし、、、
引きにくい、、、凄く難しい。
話には聞いていましたが、腰が無さ過ぎて、薄く引くと形を保てません。
普段から薄く引く方なので、従来の厚みではとても無理です。
そこで、信楽の土を半分混ぜました。
グレーの方がそうです。
これならなんとか思い通りに行きました。
どんな色に焼き上げるか?
染付けをしてみるつもりです。